2016年12月02日

2016年もあと一ヶ月!年末年始を元気に過ごしましょう

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管理栄養士の大島美奈子です。
十一月の気の早い降雪からあっという間に慌ただしい師走を迎えましたが、いかがお過ごしですか?日によって暑くなったり寒くなったり、日中と夜間で気温差が激しい日も多くなりました。このような季節は洋服選びを間違えると暑すぎて汗をかいて体が冷えたり、薄着過ぎて身体が冷えて風邪をひいてしまったりしがちです。

どんなに頑張って防御してもなる時にはなる、それが病気というものではありますが、風邪などの病気にかからないために普段の食生活で予防することも出来ます。

@ バランスの良い食事をする
炭水化物のご飯だけを食べたり、お肉だけサラダのみなどの内容の偏った食事や、朝食と昼食の間は4時間だけど、昼食と夕食の間は10時間空くなど時間の偏った食事をしないようにしましょう。お腹が空き過ぎるといつもより食べ過ぎるので消化にも時間がかかり、遅い時間にやっと食事にありついてそのまま素早く就寝したとしても、食後最低でも2時間、肉などの脂質が多い物を食べた場合はもう少し長い時間内臓は消化のためにフル稼働なので、横になっていても身体は全然休めていません。食事は何を食べるか、のバランスも大事ですが、何時食べるかのバランスも大切です。

A ストレスを溜めない
スポーツも同じで、適度な負荷(ストレス)は筋肉を維持・増強するのに必要ですが、過度の負荷は身体を壊します。全く悩みや心配事がない状況は難しいかもしれませんが、ストレスを溜め込む前に、美味しい物を食べたり、運動して汗をかいて発散する、お友達とおしゃべりして憂さ晴らしなど自分に合ったやり方で排出しましょう。

B 身体を冷やさない
これからの季節は乾燥もひどくなってくるので、のどの粘膜を潤すためにも水分補給はした方が良いですが、冷たい物ばかり飲まずに温かい飲み物も取り入れるようにして、温かい食事を摂るようにしましょう。

それでも風邪をひいてしまった時に食事で気を付けたいのは…。

@ 抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを摂りましょう
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お年寄りなどは「ミカンを食べていれば風邪をひかない」という方が結構いますが、ビタミンC=柑橘類、冬の柑橘=みかんという図式からこのように言われるのでしょう。生の果物に多く含まれるビタミンCやナッツ類や豆類、植物油などに多く含まれるビタミンEは細胞をストレスから守ってくれます。

A 粘膜を保護してくれるビタミンAを摂りましょう
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にんじんやカボチャ、ホウレンソウ、レバー類などに含まれるビタミンAは粘膜の働きを活発にし保護する働きがあります。咳や鼻水で傷んだ粘膜の修復のためにもビタミンAを積極的に摂りましょう。

B 旬のものを食べましょう
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野菜や果物は季節が異なる国からの輸入品や、最近では工場のようなところで作る施設栽培品などもあるので、本来の旬が分かりにくくなりました。しかしながら、露地で出来た食べ物には重要な意味があります。暑い夏にできる野菜や果物には身体を冷やす作用がありますし、寒い冬にとれる野菜は身体を温める作用があります。風邪をひきやすい秋から冬においしくなる柿はビタミンCの含有量ではみかんに引けを取りません。北海道が誇るじゃがいももビタミンCが豊富です。秋に収穫されたじゃがいもは日本全国に流通され春まで美味しくいただくことが出来ます。根菜類は体をあたためるので根菜類の入った鍋物は理にかなっています。

リトルジュースバーでは冬期間ホットスムージーの「ホットベジ」をご用意しております。
北海道の野菜そのものの旨味、甘みを存分にお楽しみいただける温かいお飲みものです。
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長沼町菊池農園さんの白いとうもろこし「ロイシーコーン」
JA門別の軟白ねぎ「美味ねぎ君」
剣淵町ビバマルシェさんの「グリーンアスパラ」じゃがいも「デストロイヤー」
ニセコフルーツトマト倶楽部「ソルトーマ」
羊蹄産「ゆりね」 など。

札幌本店、新丸ビル店で様々なお味をお楽しみいただけます。今日のメニューは店頭のサイネージでぜひご確認ください。

クリスマス、お正月とウキウキする季節に寝込むことのないように、美味しく食べて健康を維持しましょう!

                                   管理栄養士 大島美奈子

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2016年11月03日

フラクトオリゴ糖をヤーコンで!

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 11月になりました。北海道の雪の便りや、東京の肌寒い風に凍えながらも、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋を楽しんでいらっしゃることと存じます。
夏バテが原因で低下していた食欲の回復や、秋が旬の美味しい食材との出会いにより食欲が増す時期なので、寒い季節の体重増加を気にされる方も多いのではないでしょうか?

 ベストの体型に戻すために、みなさんが実行する方法はなんでしょうか?
女性の多くが経験したことがある「ダイエット」。巷では数多くのダイエット方法が存在しているようですね。
中でも特定の栄養を摂取しないことで減量をはかる「食事制限ダイエット」は、みなさんも耳にしたことがあると思います。
食事制限ダイエットは主に主食である炭水化物(糖質)を制限するものが多いため、別名「糖質制限ダイエット」とも呼ばれています。ダイエット以外にも、糖尿病を患っている方の血糖コントロールを目的とした糖質制限食というものもあります。
「糖質を摂らないようにすれば、減量できて、なおかつ血糖上昇もコントロールできる!」という話を聞いてしまうと、糖質を摂取することが悪いことのように感じてしまう方もいるかもしれません。糖質を摂らなければ、血糖値は上がりませんが、糖質が含まれるものを食べることが悪いことではないのです。量と質、タイミングや体質など様々な要因で栄養素の効果は変わります。

 不思議なことに同じ糖質であっても、構造が少し異なることで、全く別の効果が得られるものもあります。今回は数多くある糖質の中から「フラクトオリゴ糖」という糖質をご紹介したいと思います。普段摂取している糖質はお米やパンなどの「デンプン」が大部分を占めています。ヒトが生きていくうえで欠かせない大事な栄養素のひとつですが、過剰摂取してしまった場合に脂肪となり体内に蓄積されます。これが続くと肥満になってしまいますよね。
 一方、「フラクトオリゴ糖」は、デンプンと同じ糖質でありながら、難消化性で、食物繊維に似た働きをします。腸内環境を整えながら、便秘を改善したり、血液や血糖を正常に保つことが期待できる糖質なのです。
この「フラクトオリゴ糖」はまろやかな甘さがあり、砂糖に近い性質をもっています。
カロリーは砂糖の1/2ほどで、低カロリーの甘味料として注目され、商品化されているものもあります。その多くが、特定保健用食品(トクホ)のマークがついており、厚生労働省も“フラクトオリゴ糖の摂取によって、腸内の環境を良好に保つことができる”と認めている栄養素なのです。ただし、1日の目安となる3~8gより多く摂取すると、体質によってはおなかがゆるくなってしまうことがあるため、適正な量を摂取することが望ましいのです。
商品化されているもの以外でフラクトオリゴ糖を摂取する場合、どんな食材を選べばよいのでしょうか?
主にアスパラガス、にんにく、タマネギ、ごぼう、バナナ、ハチミツなど、お店でも比較的手に入れやすい身近な食材に含まれていることがわかります。また母乳にもフラクトオリゴ糖は含まれています。
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 リトルジュースバーが注目しているフラクトオリゴ糖が多く含まれている野菜に「ヤーコン」があります。聞いたことはあるけれど、見たことも食べたことがないという方がほとんどではないでしょうか。最近注目されているスーパーフードのひとつです。

この「ヤーコン」は、南米アンデス地帯の原産のキク科の植物で、先住民により紀元前から利用されてきた歴史の深い野菜です。1984年に日本に導入され、健康野菜としてのさまざまな機能をもつことが解明されたばかりのため、日本ではまだまだ馴染みがない野菜かもしれません。
「ヤーコン」はサツマイモによく似た塊根(イモ)の部分に、今回ご紹介した「フラクトオリゴ糖」が豊富に含まれており、その含有量はこれまで知られている作物の中で最も高いといわれています。同じイモでも、デンプンが多く含まれるジャガイモやサツマイモなどと比べて、食後の急激な血統上昇を抑えることが期待できると言われています。

もともと便通改善の効果が期待できる「フラクトオリゴ糖」だけでなく、抗酸化作用が期待できるポリフェノール(クロロゲン酸)も一緒に摂取できるため、女性にとって強い味方になってくれる野菜でもあります。
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生でも加熱しても食べることができるため、私たちはこの「ヤーコン」を北海道から直送し、新しいコールドプレスジュースをご用意することにいたしました。
その名も「ヤーコンレモン」!
ヤーコンのほのかな甘さに、旬のりんごや梨、爽やかなレモンを加えた1杯となっております。体調不順のとき、飲みすぎた翌日で食欲のないときなどにはピッタリの優しいお味です。
北海道直送のヤーコンで腸内環境を整え、美と健康を意識した全く新しいジュースのご提案となります。ぜひ、一度お試しくださいませ。
                        新丸ビル店 管理栄養士 新関えりか
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2016年09月05日

スポーツ栄養について

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こんにちは管理栄養士の大島美奈子です。

 今年の北海道は何度も台風が来たり、ものすごく湿度が高かったりとおよそ北海道らしからぬ夏でしたが、9月に入ってしっかり秋の気配がしてきました。
運動の秋にちなんで、今回は運動前後の栄養補給についてのお話です。
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 運動と栄養補給の関係で、一番大切なのはタイミングです。もちろん何を摂るかも大切ですが、それ以上に重要なのはいつ摂るかです。
食料品も高度に進化して液状やゼリー状、タブレット状のもので普通の食事と同じくらいの栄養を摂れるようになってきていますが、残念ながら進化したのは食品の加工技術だけで、ヒトとの身体は進化していません。相変わらず食べ物は口からしか食べられませんし(場合によっては鼻からも可能ですが・・・)、胃や腸を通過しないと体内には吸収されません。
つまり、口に入れるまでの時間と口から胃にいくまでの時間は劇的に短くなりましたがそこから先にかかる時間は、古代からそれほど変わっていないでしょう。ただの水、単純なブドウ糖、これだけでも細胞レベルまで達するには40分くらいはかかります。
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 運動前に運動に備えて栄養補給するなら運動開始の1時間以上前に食事を終えていないとエネルギーとして使われません。それどころか運動だけにエネルギーを使いたいのに、食べた物の消化や吸収にもエネルギーを使わなければならないので、最良のパフォーマンスは発揮されません。運動前に必要なのは水分とエネルギー源となる糖質です。糖の吸収をよくするクエン酸とはちみつレモン水などは理に適っています。でもこれを飲むのは運動開始1時間半前くらいまでにして、それ以降はただの水にしましょう。食事であれば白米と梅干やただの塩むすびなどが理想的です。たんぱく質や脂質は糖質に比べて消化に時間がかかりますからなるべく少なくした方が良いです。そういう意味ではほぼ糖質単体で食べられるお餅も良いかもしれませんね。

 運動後はなるべく早くエネルギー補給をした方が回復が早いので、消化時間を考えると、クールダウンに入ったら糖質やアミノ酸が入った飲料などを摂り始めると、すべてが終了した頃には消化吸収も終わり、筋肉の回復なども素早く行われるでしょう。 失われたエネルギーや壊れた筋肉を修復するための糖質やたんぱく質は運動直後に摂った方が回復は早いといわれています。また、糖質やアミノ酸などの原料ももちろん大切ですが、代謝に必要なビタミンB1、B2、B6の他に抗酸化作用のあるビタミンEもたくさん摂った方が良いでしょう。
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運動直後に固形の物を食べるのは大変ですから、こういう時はスポーツ飲料やジュースの方が摂りやすいでしょう。リトルジュースバーにはジョギング途中のお客様もご利用いただいております。
最後に糖質や、クエン酸を多く含み、繊維質は撹拌されているので消化も良い、おすすめジュースをご紹介しておきましょう。
デトックスグリーン(プレミアムストレート)
ソルトーマ(プレミアムストレート)
レモンジンジャー
シトラスバナナヨーグルト
黒蜜バナナ(新丸ビル店)
りんごとハスカップ
など、
その日の気分やお好みに合わせて糖質補給ステーションとして
トレーニングウエアのままでご遠慮無くお気軽にご利用ください。

運動前はなるべく早め軽め
運動後はすぐにしっかり栄養補給
くれぐれも逆にしないように気を付けて、適度な運動で健康を保ってください。

                              管理栄養士 大島美奈子
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2016年08月04日

台湾イベント「Touch the Japan」報告

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こんにちは。
東京新丸ビル店 管理栄養士の新関えりかです。
本州は梅雨明けし、毎日暑い日が続いていますね。
リトルジュースバー新丸ビル店には、連日冷たいフレッシュジュースをお買い求めのお客様にご来店いただき、スタッフと、冷蔵設備が嬉しい悲鳴を上げております(笑)

そんな中、先月は台北で行われたイベント出店のため、日本からスタッフ3名で弾丸出張をいたしました(笑)
今回はイベントと台湾で出会った美味しいもののご報告をいたしますので最後までお付き合い下さいね!
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7月15〜18日まで台北で行われた「第2回TOUCH THE JAPAN」というイベントでリトルジュースバーのブースを展開いたしました。来場者数25万人超えの、台湾でも有数の大型イベントです。「あなたの触れたい日本がきっと見つかる」というテーマで、楽しみながら日本の文化について知っていただけるような内容です。
台湾の旅行代理店による「夏季旅展」も同時開催しており、多くのお客様で賑わっていました。

当店は日本グルメのブースで「いちごけずり」をご提供。凍らせたいちごをそのまま使用していることと、ふわふわの練乳ムースに興味をもっていただけたようで、多くのお客様にお試しいただきました。
「美味しいよ!」
という流暢な日本語でお声をかけていただいた場面も。
「お店はどこにあるの?」
「台湾でも食べることはできますか?」という嬉しいご質問も頂きました。

4日間のイベント中、何度もリピートしてくださる方もいらして、いちごけずりは国境を越え、多くの方に喜んでいただけるスイーツなのだと実感しました。

このイベントを機に、日本を知り、リトルジュースバーを知っていただいた皆様に対し、感謝の気持ちをお伝えしたいです。日本にお越しの際には本店、新丸ビル店にぜひお立ち寄りくださいね!
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私にとっては初めての台湾訪問でした。仕事以外の時間は街にくりだし、台湾の食文化に触れてきました。
ぜひいちど見てみたいと思っていたのは、台湾の屋台です。とにかく何を食べても美味しい!台湾は外食文化の国ということもあり、朝から夜までとてもリーズナブルな価格で、食事を楽しむことができました。主食はもちろん、数多くのおかずメニューがあり、ご家族連れのお客様でどこの屋台も賑わっていました。
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特に気になったのは台湾のフルーツ屋台です。日本ではスーパーで購入することがほとんどですが、台湾の屋台では、普段目にすることができないような色とりどりのフルーツを買うことができます。屋台で注文すると、その場で食べやすくカット、さらにはジュースにして飲むこともできました。
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マンゴー、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、ドリアンなどの南国フルーツがたくさんあり、香りをかぐだけで南国気分をたのしめます。
カラフルな色合いは見ているだけで、元気な気分になるのです。写真のような売り方は、あまり日本では見かけないですよね。

暑さの厳しい台湾から学んだことは果物が日常生活に密着し、人の体をナチュラルに守ってくれているということでした。私自身、ビタミン類を摂取したいという目的でフルーツを購入することが多いのですが、栄養を摂るだけでなく、見た目や香りを楽しむものとしても重要な食べ物なのだと再認識しました。

ちょっと疲れ気味のとき
なんだか気分が落ちこんでいるとき
ビタミンカラーのフルーツから元気をもらいましょう!

リトルジュースバーでは夏のフルーツをたっぷり使用したフレッシュジュースを数多くご用意しております。夏バテを防ぐ目的はもちろん、香りや色でフルーツセラピー効果をお試しください!

                             新丸ビル店 管理栄養士 新関えりか

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2016年07月11日

夏の食中毒予防

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こんにちは、管理栄養士の大島美奈子です。
北海道もやっと夏になりました。アウトドアでのBBQなど楽しいこともありますが、気温が高くなるので食べ物が傷みやすく、食中毒には要注意です。

食中毒予防の基本は、菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」ですが、その前に分かっていないといけない大事なことは『菌はどこにでもいる』ということです。
最近注目されている発酵食品が発酵するのは微生物が生きて活動しているからです。また、「○○を食べて善玉菌を増やそう!!」というように私たちの腸内にも菌はあります。食中毒を起こすような特殊な菌の種類は多くはありませんが、菌自体はあらゆる動物、植物と共存しているので、当然土の中、空気中にも普通にたくさん存在しています。
それを十分理解したうえで「つけない」「増やさない」「やっつける」を実践しましょう。

病院などが高度に衛生管理を求められるのは、健康であれば何も影響の出ないような菌でも病気によって抵抗力が落ちている時には身体に悪影響を及ぼすことがあるからです。そのため可能な限り菌を取り除く必要があります。

まずは「つけない」大前提は手洗いです。アルコールスプレーや除菌○○などもありますが、プラスオンではなく、洗い流してなくす、これが一番確実です。食べ物を扱わなくてはならない手はアクセサリー類を外し、流水で十分に濡らしてから石鹸をつけてよく洗い、流水で十分に洗い流します。抜ける恐れのある髪の毛、菌が生息している鼻や口(これは誰でもそうです)は帽子やマスクで覆います。
菌はどこにでもいるものですから、生野菜・生肉・鮮魚は確実についています。野菜は流水でよく洗い、野菜、肉、魚、調理済み食品でそれぞれまな板と包丁は使い分けます。これは生肉の菌が野菜に移ったりしないようにするためです。
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次に「増やさない」これは温度管理が重要です。細菌も生き物なので快適な温度帯は20℃〜50℃とヒトが心地よく感じる温度と同じくらいです。細菌は心地よくなったらやることはただ一つ、増殖です。場も空気も事情もまったく読まずにひたすら増え続けます(笑)なので、この温度帯に食品を放置しないことが大切です。買い物をしてきたら、食品を冷蔵庫や冷凍庫にすぐしまい、なるべく早く使い切ります。冷蔵庫は場所によって温度が多少変わりますが、物を入れすぎると全体的に冷えが悪くなります。新しいものは奥に入れ古いものは取り出しやすいところに置く、生肉などドリップ(汁気)が出てくるものは上段に置かないなどの工夫も必要です。
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最後に「やっつける」正しく調理します。加熱調理の場合中心温度75℃で1分以上の過熱、これは中心の温度なので、焼き物などの場合は見た目で判断すると危険です。ノロウィルス予防の観点からいうと温度も時間も多くなり、85℃〜90℃で90秒以上になります。給食など大量に調理をする場合は、煮物にしても焼き物にしても数点の食品に温度計を指して中心温度を測ります。調理器具によって温度が上がりにくい場所というものがありますからそこをきちんと把握しておくことも重要です。お浸しのように加熱後冷却して食べるものは、加熱で菌をやっつけたのにゆっくり冷却しているとその間にそこら辺にいる菌がついて増えてしまうので、菌の至適温度帯の20℃〜50℃をなるべく早く抜けるようにします。
だからと言って加熱後すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れると庫内温度が上がってもともと入っている食品の温度が上がるので、流水で冷却が一般的です。

さて、それでは家庭で日常的にできる食中毒予防です。
1. とにかく手を洗う。
調理を始める前、生肉を触った後、盛り付け前などなど作業が変わるたびに手を洗うことを意識しましょう
2. 食品の購入は計画的に
冷蔵庫は7割程度をマックスと考えてぎゅうぎゅうに物を詰め込まないようにし、どこに何があるかきちんと把握しましょう
3. 調理器具もまめに洗いましょう
ざるやボウルは使いまわししがちですが、使った後すぐに洗っておかないと生肉を入れていたボウルにサラダ用の野菜をそのまま入れてしまうなど危ない間違いを起こしがちです。使ったらすぐ洗う、は習慣にしましょう。包丁やまな板を食品ごとに使い分けるのは家庭では難しいですから、こちらも使ったらすぐ洗うを習慣にしましょう。
4. 加熱をしっかりし、必ずなかを確認しましょう
冷蔵庫や冷凍庫から出してすぐの過熱は、固まり肉や厚みのある魚だと中心部まで温まるのに時間がかかりますから、ある程度室温に戻してから調理するようにしましょう。屋外でのBBQで、クーラーボックスに入れている肉をいきなり強い炭火で焼くと表面は真っ黒に焦げていても中は冷たい生肉、というのがよくあり食中毒の原因となります。皮付きの鶏肉や豚肉は脂分が多いので火力が強くなって焦げがちですから、薄くスライスするか最初はホイルに包んで蒸し焼きにしてから最後に直火で焼くなどの工夫が必要です。きちんと中まで火が通っているか食べる前に必ず確認しましょう。
5. 食べる前にも手を洗う
ウエットティッシュで拭く、ではなく必ず流水で汚れを洗い流しましょう。

リトルジュースバーでは食中毒を出さないために以下の取り組みをしています。
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1.スタッフの手洗いの徹底
2.調理スタッフの腸内検査実施(赤痢、サルモネラ、O157)
3.冷蔵庫、冷凍庫の温度管理(開店前/閉店前)
4.月間、週間クリーンリネスの実施
5.食材の強アルカリ洗浄
6.塩素漂白の徹底
7.アルコール噴霧の習慣化
8.食品グローブの習慣化
からだに良いと言われている野菜などにも土壌菌、大腸菌は付着しています。にんじんなどの土つき野菜などを使用する場合は特に洗浄を徹底し、調理器具の交換、食品グローブの交換などを習慣化しています。

せっかくの夏休みにお腹を壊した思い出を作らないように、こまめな手洗いを心がけてくださいね!
                                   管理栄養士 大島美奈子
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2016年06月02日

ヘルシーは表裏一体?!

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管理栄養士の新関えりかです。
6月に入り、東京は蒸し暑い毎日が続いています。知らず知らずのうちに汗をかき、熱中症になるかたも増えてくる季節です。こまめに水分補給をするように心がけましょう。

今回のお話は、「ヘルシーは表裏一体?!」というテーマで、食べ物が身体に与える影響力についてのお話です。
皆さんは毎日の食事をどのように選んでいますか?スーパーで食材を買うとき、外食をしたりするときに、何を意識して選んでいますか?
味や値段ですか?食材の産地を気にする方も増えてきましたね。では、食材がもつ成分についてはどうでしょうか。食べる方の年齢、体質、疾患等により身体への影響も異なるということをご存知でしょうか?
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料理やお菓子に甘さとコクを与えてくれ、栄養成分豊富で美容効果も期待できる人気の調味料「はちみつ」。実はこのはちみつ、1歳未満の乳児には与えてはいけない、と言われているのはご存知ですか?
実ははちみつの中には「ボツリヌス菌」という土壌菌が眠った状態で含まれている可能性があるのです。国内産のはちみつでその菌が発見される確率は約5%と低い確率ではありますが、熱に強く、加熱してもなかなか死滅しない厄介者です。その菌が出す毒素は、自然界の中で最強の毒だと恐れられています。そんなことを聞いてしまうと、はちみつが食べられない!と思う方もいるかもしれません。この菌が育つ場所は人間の腸管の中なので、菌をやっつけられる免疫力が備わっている方は大丈夫だといわれています。しかし、1歳未満の未熟で抵抗力のない腸管内では、ボツリヌス菌が増殖してしまうことで、便秘、麻痺、全身の筋力が低下する脱力状態などの症状が現れる『乳児ボツリヌス症』を引き起こす危険性があるのです。
現在では厚生労働省からの指導や、母子手帳への「1歳未満の乳児にはちみつを与えてはいけない」と記載により、広く知られるようになりました。食の多様化により、小さいうちから大人と同じものを手軽に食べられる食環境になったからこそ、気をつけなければいけません。
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次に、給食のおともでお馴染みのカルシウムたっぷり「牛乳」!飲んだ後におなかがゴロゴロしてしまう方はいませんか?この症状は「乳糖不耐症」と呼ばれ、牛乳に含まれる乳糖を正常に分解できず、下痢などを引き起こす症状のことをいいます。
乳糖不耐症は牛乳アレルギーとは別物なので、生死に関わることは滅多にありませんが、この症状の方に無理やり牛乳を飲ませるようなことは避けましょう。カルシウム源となる食材はほかにもたくさんあります。
それでも、牛乳が好きで飲みたい!という方もいらっしゃると思います。そんな時は牛乳をゆっくり時間をかけて飲んだり、乳糖があらかじめ分解された状態の牛乳などを摂取すると良いと思います。
リトルジュースバーでは牛乳を使用したジュースが多数ございます。お客さまのご要望に合わせ、牛乳を抜いてお作りすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。
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野菜と果物のジュースと薬の飲み合わせについて気にされているお客さまがご来店されることもあります。ご相談いただくのは、グレープフルーツとカルシウム拮抗薬との相性です。カルシウム拮抗薬は、高血圧の治療時に飲む薬です。この薬はグレープフルーツ(ジュース)と一緒に摂取してしまうと、薬が効きすぎてしまい、低血圧を起こすといわれています。注意しなければならない点は、グレープフルーツ以外の柑橘類でも同じような現象が起きる可能性があるということです。
グレープフルーツ単体だけでなく、様々な野菜や果物とミックスしたジュースもございますので、どのジュースを飲んだらよいかお悩みの際には、ぜひお声がけください!
また、先月のブログで、野菜や果物にはカリウムが豊富であるとお伝えしました。ナトリウム摂取量が多い日本人は、カリウムを多く摂取することが望ましいといえます。しかし、腎臓病や透析をしている方は、カリウム摂取の制限が必要になります。腎臓病が進行し、腎不全になるとカリウム排泄がうまくできなくなり、高カリウム血症を引き起こすためです。カリウム制限のあるお客様は、野菜や果物のジュースをお飲みになる際に、1度主治医にご確認ください。
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普段何気なく食べている食材も、年齢や体質、疾患等によって、身体への影響が異なるという例をご紹介させていただきました。
もちろん、栄養を摂ることは必要不可欠ですし、自分自身のエネルギーや身体を構成する材料となるため重要です。
ヘルシ―志向の方が増え、自分自身の食生活を見直される方も多いと思います。
ぜひ、この機会にご自身の身体が何を求めているのか、耳を傾けてみてくださいね。
                             新丸ビル店 管理栄養士 新関えりか
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2016年05月10日

ナトリウムとカリウムについてのお話

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管理栄養士の大島美奈子です。
 北海道もやっと温かい日が続くようになり、新鮮な野菜が次から次へとお店に並ぶのがうれしい季節になりました。旬になると美味しいものが安く大量に出回るので、新しいお料理を試してみる絶好のチャンスです。
 
 今回は、野菜や果物、海藻類に多く含まれるミネラルの中の、カリウムについてのお話です。
カルシウム(Ca)はよく耳にしますから、摂らないと骨がもろくなるのよね、など、何をしているミネラルなのか、なんとなくご存知かと思いますが、カリウム(K)となるとどのような働きをしているのか、ちょっとわかりませんよね。思い当たるといったら化学の授業の壮絶なる睡魔との闘いくらいでしょうか(笑)
カリウムはヒトの身体の中ではナトリウム(Na)つまり塩と同じくらい重要な働きをしています。もう少し正確にいうと、ナトリウム(塩)とカリウムがバランスをとることでヒトの身体は正常な状態を保つことができます。

 ナトリウムとカリウムは、それぞれ身体のどこにあるのかというと、ナトリウムは細胞外液に多く含まれ、カリウムは細胞内液に多く含まれます。
 
 ヒトの身体の60%くらいは水分ですが、そのうち3分の2は細胞の中に含まれ、残りが細胞の外にあります。細胞の外の水というのは血液やリンパ液などに含まれます。細胞の中の水は、文字通り細胞のみずみずしさを保っているのでこれが減ってくるといわゆる「ハリのないお肌」になります。
そして、ナトリウムとカリウムは細胞の外と内で互いに一定量を保つことで身体を健康に維持しています。どちらのミネラルも普通の食生活で足りなくなることはありません。ですが、ナトリウムを多く摂りすぎることでカリウムが身体の外にどんどん出て行ってしまうことはよくあります。
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 シャッキシャキのキャベツに塩を振ってしばらく放っておくと、ぐったりしんなりしますが、これはナトリウムの水を引っ張る性質のせいです。ヒトがナトリウムを摂りすぎると細胞の外のナトリウムが増え細胞の中の水を引っ張ります。これは「むくみ」の原因の1つです。そして、カリウムを多く含む細胞内の水はナトリウムに引っ張られ細胞の外へ出て最終的には尿として身体の外へ排出されます。こうして身体の中のカリウムは減ってしまい、水分が失われたせいで血管の柔軟性は失われ、血液が濃縮されていわゆる「ドロドロ」状態になり、色々と困ったことが起こります。

 ナトリウムとカリウムは2つあわせて適量を保つことが重要です。ナトリウムを摂りすぎるとカリウムが追い出されますが、カリウムをたくさん摂ればナトリウムを追い出せます。しかし、塩はついつい摂りすぎるものです(美味しいから)。厚生労働省が定めている食塩の目標摂取量は男性で1日8g未満、女性で7g未満です。どの程度の量なのかはコンビニなどでちょっと色々見てみればわかります。塩味のカップラーメン1杯に含まれる食塩は4g〜6g程度で、しょっぱいな〜〜〜、と感じるくらいの味には私達が思っている以上に塩が含まれています。しっかり出汁を取ったお吸い物も仕上げに塩や薄口醤油は必要です。ご存知の方も多いと思いますが、薄口醤油は名前に反して普通の濃口醤油より塩分が多いのです。

 塩の摂りすぎは本当に身体によくないですが、極端な減塩は食事を文字通り「味気ないもの」にしてしまいます。自分の塩味の感度をちゃんとリサーチしてみることも大事ですが、カリウムをしっかり摂って、ナトリウムを排出することも大切です。
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 カリウムの多い果物に、
アボカド バナナ メロンなどが挙げられますが
リトルジュースバーで人気のアボカドバナナは塩分過多の時にはぴったりのメニューですよ!ぜひおためしくださいね(でも、減塩も忘れないでね)。
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2016年04月02日

フレッシャーズのみなさまへ〜

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四月からリトルジュースバー新丸ビル店担当になりました管理栄養士の新関えりかです。
新生活が始まり生活環境が大きく変わった方も多いのではないでしょうか。
今回は、新しい生活を始めるフレッシャーズの皆様に向け、
健康管理と食事について、私自身の経歴と合わせてお話ししたいと思います。

私は以前の会社を退社するまで、北海道に住んでいた生粋の道産子です(笑)
豊かな自然とたくさんの田畑に囲まれながら育ったので、
食べることが大好きで、将来「食」に携わる仕事をしていきたいと感じていました。

その中で興味を持ったのが「管理栄養士」です。
食べることを通じて、周囲の人の健康を維持することができたら良いなと感じていました。
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高校を卒業し、管理栄養士の資格を取得するために栄養学を学べる大学に進学しました。
リトルジュースバーと出会ったのはちょうどそのころで、大学4年間は札幌本店でアルバイトをしていました。
全国各地から届く旬な野菜や果物を実際に手に取り学べる環境はとても勉強になりました。

その後、社会人になり医療食を扱う食品メーカーの営業職として3年間働きました。
病院で働く医療従事者に対する栄養の情報のご提供や、
入院されている患者様への食事提案など幅広く行っていました。

病気やケガで入院されている方たちは、栄養不良で悩んだり、より多くの栄養を取らなければいけない方が多かったため、快復していくためにも「食べること」による栄養摂取が非常に大事なことなのだとお伝えしていました。

責任感も充実感もあるその仕事が大好きで、充実した毎日を送っていたと送れていたと思います。
…が、思わぬ落とし穴がありました。
それは、仕事に熱中しすぎて、自分自身の健康管理がおろそかになってしまったのです。

朝食を抜いたり、
食事の時間がバラバラだったり、
炭水化物中心の食事が続いていたり…。

栄養指導をする立場にいながら、自分自身の健康管理が後回しになりました。
望ましい食生活とは程遠い生活を送っていたところ、体調を崩すことも増え、しまいには初めての入院も経験しました。仕事の業績も満足のいく結果は残せていなかったと思います。

学校を卒業し、新しく社会人になった方は、今までの生活環境と変わり
不安な気持ちのなかでも、仕事は頑張っていきたい!と思っているはずです。
私自身も新入社員のころ、そんな気持ちでいっぱいでした。

自分の体は、自分自身が選択し食べたものから構成されています。
健康を維持するためにも食べることは非常に重要なのです。
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入院を経験したことで、痛いほど健康の大切さを思い知らされた私は、
時間がないという理由で抜いていた朝食も、必ずなにかを口にするようにしました。
野菜や果物も意識しながら食べるようにしたことで
今では体調を崩すことも減り、元気な状態を維持できています。

そして、自分の体が元気だと、食事も美味しく感じるんです!
食事をとること=栄養を摂取することは、
毎日頑張ってくれている自分自身へのご褒美だと考えます。
健康でいることは幸せに生きていくためのベースなのだと身をもって感じたのです。

ぜひ、フレッシャーズの方もそうでない方も、
健康な状態を維持できるよう、自分の体と向き合っていきましょう!
店頭でお会いした時は是非お声をかけてくださいね。
忙しい皆さまの健康維持のお手伝いはぜひ私たちにおまかせください。

                         新丸ビル店 管理栄養士 新関えりか
posted by リトル at 15:55 | Comment(0) | 管理栄養士

2016年03月07日

糖質0はからだにいいの?

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3月に入り暖かな日が増えてきましたね。雪解け水の泥はねも、もう少しの辛抱ですね。
今回は最近何かと悪者のような扱いをされている糖質についてのお話です。
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糖質はO(酸素)・H(水素)・C(炭素)の3元素からなる有機化合物で、炭水化物とも言います。
では、糖質と炭水化物は同じものかというと栄養学上は微妙に違うのです。
糖質もしくは炭水化物と聞いて、真っ先に思い浮かぶ物はなんでしょう?ごはんやパンなどのでんぷん類?もしくはお砂糖や果糖のような甘い物?
もちろんでんぷんもお砂糖もどちらも糖質ですし炭水化物です。そして野菜や果物にたくさん含まれる「食物繊維」これも炭水化物です。

食物繊維は食品から摂ってもヒトの腸管では消化吸収できないため、腸内細菌の餌となり腸内の環境を整えるなどの働きをします。一方ででんぷんや砂糖の類は消化吸収できますので、体内でエネルギー源として利用されます。
食物繊維も化学構造上は酸素と水素と炭素の化合物ですが、体内に吸収されないのでエネルギー源にはなりません。

炭水化物は字の通り、炭素(C)と水(H2O)の化合物全般を指しますが、糖質はエネルギー源になる物、つまり消化吸収される物のみを指します。
ただ、一般の食品は色々な栄養素が絡まりあっているものですから、食品成分表ではエネルギー源となる3大栄養素は食物繊維も含めた炭水化物と脂質・たんぱく質で表記します。ただし食物繊維は別途含有量記載されています。

なが〜〜い言葉の定義の話が終わったところで本題の糖質のお話です。
糖質はたんぱく質や脂質に比べると利用目的が「エネルギー源」に特化しています。エネルギーとしてすぐに使えるものとして摂取するので体内にはあまり多く貯蔵することができません。逆に脂質は皮下脂肪としてエネルギーを貯蔵しておくことができます。なので摂り過ぎて使わない栄養は全て皮下脂肪として蓄えられてしまいます。たんぱく質はエネルギー源としての役割よりも筋肉などの身体を作る物としての役割がメインです。
エネルギー源、つまり身体を維持していくために一番効率の良い物ですから、太古の昔からあの手この手で精製、長期保存の工夫がされています。
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オレンジを10個食べるのは結構大変ですが、オレンジを10個使ったジュースを飲むのはそんなに大変じゃありませんよね?飽きるかもしれませんが(笑)

加工・精製されたものは原料から考えると驚くほど簡単にたくさんの量を食べることが出来てしまうのです。最も気を付けるべきはそのことです。
今はサプリメントのようなもっと効率の良い食品があるのでつい忘れてしまいますが、砂糖や塩、白米や小麦粉の穀類は生命を維持していくのに非常に重要な栄養素をたくさん含んでいるので、身体は欲しがるように出来ているし、あらゆる手段を使って純度を高め長期保存できるよう改良を重ねた元祖サプリメントなのです。

お薬ほどではありませんが、故意に純度を高めているものは摂り過ぎに注意しなくてはいけません。しかも糖質はエネルギー源として重要なので身体は欲しがるように出来ていますから、過剰に摂取しがちなのです。

ところが今はカロリーゼロの清涼飲料など、飲んで甘さを感じられてもエネルギーにはならないという食品もあります。

本来の身体の機能からすると甘い物を欲して食べるということは、足りなくなってきたエネルギーを補充することです。脳は身体にエネルギーを摂らせるために甘い物を食べるように指令を出しているのです。ところが身体に入ってきたものは舌でも脳でも甘いと感じますが、身体には一向にエネルギーが満たされません。なぜならカロリーゼロだから。これでは身体も頭も混乱して、ひたすらエネルギーを満たそうとして甘い物をさらに食べるように指令を出し続けるようになります。
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果物に含まれるフルクトース(果糖)は砂糖などより甘みを感じます。糖度の高い果物を食べてもあま〜〜い、と感じられなくなったら少し舌が疲れているかもしれませんね。砂糖や人口甘味料を控えて果物で十分な甘さを感じられるようになるまで、フレッシュジュースでリハビリすることをおすすめします。
                                   管理栄養士 大島美奈子
posted by リトル at 15:38 | Comment(0) | 管理栄養士

2016年02月26日

春に体が欲する味は?

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 だんだんと暖かい日が多くなりましたね。今年の冬は普段雪が降らない地域にも降雪がありましたが、札幌本店の周りの雪はやっと少しずつとけてきました。季節が冬から春に変わる今、私達の身体が何を欲しているかを考えてみましょう。

中国の古典の『黄帝内経』に
「春は生じ、夏は長じ、秋は収じ、冬は蔵する」という養生法が記されています。
「冬に病気が出て、春は治るための不快な症状がいっぱい出て、夏に治る。秋にはまたストレスが始まる」という考えです。

春は不快な症状がいっぱい出て辛い季節なのです。日本の春は寒暖の差が大きいので体調を崩しやすく、紫外線が強くなり、一年で一番風が強い季節でもあります。
花粉も飛び始めた地域もあるのではないでしょうか。

「なんだか最近疲れが溜まるなあ」とか
「疲れが抜けないな」という方。

なぜ疲れが溜まってくるのでしょうか?
そもそも私達が感じる “疲れ”の正体は乳酸です。

運動中に体が疲れてくると「乳酸が溜まった」という表現もありますよね。乳酸はストレスでも溜まっていきます。

でも、安心してください!!
私たちの体にはちゃんと乳酸を分解する機能が備わっていて、これをクエン酸回路と言います。溜まった乳酸をクエン酸回路で分解してエネルギーに変えてくれます。「疲れが取れないな」という方は、このクエン酸回路の回転速度が遅くなり、乳酸の分解が遅く“乳酸がたまる”=“疲れがたまる”といった仕組みです。
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疲れをとるためには、このクエン酸回路の回転スピードを速くする必要があります。
毎日乗っている自転車に油をさすイメージでしょうか。油の役目をするのが“クエン酸”という酸味成分です。疲れが溜まっている方には積極的にクエン酸を多く含む柑橘類、梅干し、お酢などの、酸っぱい食品を摂ることをお勧めします。疲労回復には1日3〜5gのクエン酸が必要で、レモンなら1個、みかんなら4個分です。
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2月末から入荷が始まったプレミアムストレート「甘夏」Lサイズには4個のオーガニック甘夏を搾っています。
4個の甘夏の皮をむいて種を取って食べるのは、結構面倒!
と思うのは私だけでしょうか?

また、近頃では甘い柑橘への品種改良がすすみ、甘夏やはっさくなど、酸味の強い柑橘類は敬遠される傾向にあるようですが、疲れが取れないと感じている方はご自身の体の声にちょっとだけ耳を傾けてみてください。酸っぱいものを欲していませんか?
                               札幌本店管理栄養士 飯田早紀
posted by リトル at 15:32 | Comment(0) | ニュース

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