2017年05月08日

糖尿病と食事の関係について

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 管理栄養士の大島美奈子です。ゴールデンウイーク明けで遊び疲れや
暴飲暴食で胃腸もお疲れ気味の方も多いのではないでしょうか?
えっ?2キロ太った?(笑)
そんなあなたに今回は生活習慣病(糖尿病)と食事の関係についてです。

糖尿病は生活習慣病として有名ですが、実は2種類あります。
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T型糖尿病は血液中の糖を筋肉や肝臓に運ぶための「インスリン」という物質を分泌する膵臓の細胞が何らかの理由で破壊され、必要十分量または全くインスリンを分泌することができない病気で病名こそ糖尿病ですが、生活習慣とは全く関係ありません。

U型糖尿病はいわゆる糖尿病で、主に肥満が原因となってインスリンの分泌が悪くなったり、分泌量は十分ですが効きが悪くなったりします。社会的に問題となっているのはU型糖尿病ですが、どちらの型でも非常に重要なのは食事のとり方です。
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 天然の食品であれば多かれ少なかれ糖質を含んでいますが、その量や質によって血糖の上がり方は変わります。前回のブログで、新丸ビル店管理栄養士の新関が詳しく書いているので是非ご一読ください。
糖尿病の病態(病気の状態)は、食べ物から取り込んで血液と一緒に全身に運ばれ身体や頭を動かすエネルギー源になる糖が、血液中から筋肉や肝臓への取り込みがうまくいかずいつまでも血液中にある、つまり血管の糖の濃度が高くなっている状態です。
そして肥満の原因となるような生活習慣のある人は、食事時間が不規則だったり、ハイカロリーな食べ物が好きだったりすることが多いのですが、この生活習慣と糖の取り込みの悪さが血管にものすごい負担をかけます。
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 まず不規則な食事ですが、食事と食事の時間が長くなれば空腹時間も長くなります。空腹時は体内にエネルギー源になるものがありませんから血管の中の糖も全然なくスカスカです。空腹が長引けばその分食事にありついた時はすごい勢いで食べて一気に血糖上昇して血管の中はギュウギュウになります。これは止めているか全開しかない蛇口につながっているホースと同じで、パンパンかスカスカの二択ですからかなり血管への負担が大きいです。また食事と食事の間が短い、もしくは常に何かを食べているのもそれはそれで血管の中は常に糖でギュウギュウですからやはり血管に負担かかります。同じ理由でハイカロリーな食べ物ばかりを食べるのも血管をギュウギュウにするので負担がかかります。
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 糖尿病はひどくなってくると、常に血管内がギュウギュウすぎて毛細血管など細い血管が詰まってダメになっていきます。それで細い血管がたくさん集まっている腎臓が障害を起こしたり、手足の先の方が壊死して切断する羽目になったりします。
 糖尿病で大切なのは血糖のコントロールです。糖尿病という病気はかかってしまったら完治することは現代に医学ではまだ無理です。うまく付き合っていくしかないのですがその時になるべく血管に負担をかけないように血糖をコントロールすることが重要になります。血管内がスカスカになったりギュウギュウになったりすることがないよう
@食べる物
A食べる順番
B食べる時間
などをコントロールして血管への負担を減らしていきます。
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 病院に入院していればお医者さんが決めた食事しか出てきませんから、血糖のコントロールは簡単です。しかし、普通の生活の中で病気になったからといって急に生活習慣を変えるのは困難です。糖尿病の初期はほぼ自覚症状がありませんから、病気になったといわれても揚げ物大好きな人がいきなり煮魚で満足できるようになるのは難しいでしょう(笑)

 最終的には自分に合った適正なエネルギー量で栄養のバランスが取れた食事で満足できる生活習慣を身につけ、そこに到達するにはまず自分の食の好みをきちんと把握することが大切です。

お腹がはちきれるまで食べないと満足できないのか?
脂っこいものを食べないと満足できないのか?
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 とにかく満腹になりたいのならこんにゃくやおからを多用してかさ増しする、サラダなどのかさのある料理から先に食べる、脂っこい物が食べたいのならいつも食べている物よりグレードを3段階くらい上げ値段を増やして量を増やせないようにする、肉なら部位を変える、などやり方は色々あります。
 
 習慣を変えるのに全く無理せず、というのは不可能と考えた方が健全だと思いますが、
自分ができる無理、できない無理について考えて、ストレスをなるべく少なく食生活を改善するのが良いかもしれませんね。

                                  管理栄養士 大島美奈子
posted by リトル at 12:41 | Comment(0) | ニュース
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